国語力アップについて
今の仕事を初めて一年ちょっと。
再三、このブログで書いてますが、
気になるのは生徒達の『国語力の低下』
『読めない・書けない・説明できない』状態。
今はちょうど夏休み。
生徒にはほとんど『読書感想文』の課題が出ています。
正直、ざっと読んだだけでも、『?』の文章が多いです。
私は、この『国語力の低下』について、
個人的に色々な本を読んだり、ネットで調べたり、塾経営者に直接話しを聞いたりしました。
その原因の1つとして、
学校で、家庭で『読ませてない・書かせてない・説明させてない』のが原因ではないか?
と思うようになりました。
ちょっと長くなりますが、私が書店で目に留まり購入した本、
「国語力」トレーニングブック の序文を一部省略しつつ抜粋します。
(なお、この本は対象を10〜14歳に設定しています。)
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「国語力」をつけることができる本なんて、ありません。
最初にこういうことを言うと『じゃ、この本は何なんだ?』と思われるかもしれませんね。
もっと正確に言いましょう。
私達が考える「国語力」を、書物を読むだけで身につけることは、できません。
国語力について書かれた本を、何冊も読んでも、国語の問題集を何冊解いたとしても、
それだけでは、私達が考える「国語力」は身につかない、という意味です。
私達が考える「国語力」とは、人と人とをつなぐためのものです。
人と人と間に、よい関係を築きあげるためのものです。
そこでは、書かれたものを読むだけではなく、自らも書く、そして人の話を聞く、また自ら話すという営みが必須です。
とりわけ、それが文字を使ったものであれ、他者と実際に言葉をやりとりするという行為が、大きな役割を果たすと考えています。
本書と『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』は、その営みに必要な、最低限の知識を伝えるものに過ぎません。
ただ、それは、必要不可欠な知識であり、にもかかわらず、今まで、ほとんどの「国語」の参考書が伝えようとはしてこなかったことでもあります。
本書と『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』は、私達が考える「国語力」を身につける為の、いわばスタート地点です。
ここで得た知識をもとに、みなさん、たくさんたくさん読んで下さい。たくさんたくさん人の話を聞いて下さい。たくさんたくさん、人と言葉を交わして下さい。
その経験の積み重ねだけが、ほんとうの「国語力」を養ってくれると考えています。
そうして身につけた「国語力」で、みんさんの人生がより豊かなものになることを心から願っています。
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この本を発行している国語力研究所代表・川渕健二氏の『熱い思い』が伝わってきます。
具体的に、どのあたりがどう、などと解説するだけ野暮。
文句無しの『名文』だと思います。
- 出版社/メーカー: 国語力研究所
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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【追記】
なお、関連して『国語力検定』というのが先月に実施されました。
今年の冬にも第二回の国語力検定があるそうです。
興味のある方はこちらを参考に。
http://www.zkai.co.jp/kentei/index.aspx
実際、私も第一回の国語力検定を受けてみました。
問題形式が凝っており、結構、面白かったです。
大人でも受験できるこの試験。
大変興味深いものだと思われます。