国際化とは何なのか

先日、ある新聞に載っていた記事の一部を抜粋。

「英語教師は金髪・青か緑の目が条件」
甲府市内の英会話塾が、市内の幼稚園に派遣する外国人教師の求人として、山梨県国際交流センターの掲示板に金髪・青か緑の目が条件と書いていたことが判明。
(途中省略)
このビラを作成した塾長はこう語った。
「園長達は英語を教えている私のフィリピン人の妻では、希望に合わない様子で、私がニーズをくみ取って作成した。長年、フィリピン人はダメ、白人はOKという差別に慣れてしまったのか、浅はかだった」

この妻の英語指導力がどのくらいだったのか、議論の余地はあると思いますが、

責められるべきは塾長なのでしょうか?


この記事で出てくる園長達の考え方、

これが日本社会の多数派の考え方です。

確かに、アニータ事件などがあると、

そういうイメージを持ってしまうのはある程度しょうがないかもしれません。

さときちの地元でも、日本人男性がフィリピン人女性に会社のお金を貢いで、そのまま2人で海外に高飛びした、という事件がありました。

しかしながら、本来は国籍に関係なく、「いい人はいい」「悪い人は悪い」と判断するのが筋なのではないでしょうか。


人間は先入観の虜である、と言う人もいます。

非常に難しい問題だと思います。


お笑いの世界に「ホーキング青山」という人がいます。

彼自身、重度の障害を持っていますが、それを笑いのネタにしています。

その彼が「障害者は全員いい人だ、みたいな考え方あるじゃない? 俺はこの考え方を崩したいんだ。障害者だって悪いヤツ、いいヤツがいる。それを認めてもらうことが、ひとりの人間として認めてもらうことにつながるんだ。」

と言っていました。


彼のネタ自体は刺激的かつ挑発的な内容で、TV放送できない話ばかりですが、

この発言の意味するところは大きいのではないでしょうか。