ほんとうの「国語力」が身につく教科書

たかだか1年ちょっとの経験ですが、

子供達の国語力の壊滅的な低下ぶりを目の当たりにした私。

私がそう思うぐらいですから、全国の教育の現場ではとっくの昔にわかりきった事実、ということ。

色々な立場の人が『何とかしなくては』と立ち上がっています。

そんな中、先日、書店で『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』という本を発見。

なかなかいい内容だったので買ってみました。

もしかしたらロングセラーになるかも、という予感。

良書だと思います。


対象は10〜14歳だそうですが、

うーん、、、これは親御さん向けなのかもしれません。

国語を学ぶ、必要性と必然性について詳しく書かれており、

推薦図書も52冊分。 

日本語の芳醇さと多様性が味わえる本ばかり。

ジャンルも小説・エッセイ・日記・伝記・評論・古典etc、、、

質・量ともに申し分なしの内容です。

若干、10歳の子供には難しいと思われますが、

そこは大人側の配慮次第で何とかする、と。

同時に『国語力トレーニングブック』を購入、トライしてみるといいかもしれません。

この本を作成した『国語力研究所』では「国語力検定」というものを主催する予定だそうで。

http://www.zkai.co.jp/kentei/

近年の漢検ブームとともに「国語力検定ブーム」などがおきてくれないかな、と個人的に思う訳ですが。

この検定が広く一般に認められることで、

多くの人達が国語の重要性に気づいてくれれば、と思いました。

まずは第一回は今年の7月。

どんな形式の検定になるのか個人的に楽しみです。


ほんとうの「国語力」が身につく教科書

ほんとうの「国語力」が身につく教科書

「国語力」トレーニングブック

「国語力」トレーニングブック

上記『国語力トレーニングブック』はZ会の通信教育コース3〜6年生を対象に、2006年度に実施した「国語力検定プレテスト」の問題を、ほぼそのまま掲載したもの。

全ての問題について正答率が載っており、参考になると思います。
ただし、小学生で国語の通信添削、しかもZ会、をやっている生徒というのは、レベルは若干高いのではないかと思われます。
地方の公立学校の生徒は苦労すると思いますが、
数年後、大学受験では間違いなく全国レベルの生徒達と同じ土俵で勝負しなくてはいけません。
今のうちから高いレベルを知っておいて損はないと思います。

国語力は親御さんの努力次第で、伸びる要素がかなりあります。
小さい頃から読み聞かせ、重要です。
それには親自身が本好きになることです。
『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』で推薦されている本で
私が実際に読んだことがある本は20冊前後。

まずは親御さん自身がこれら名作を読んでみてはどうでしょうか。
自分が読んでいいなと思った本は子供にも薦めやすいと思います。


国語の基礎力アップの為、

陰山式  『音読プリント』 『新・漢字プリント』

『ほんとうの「国語力」が身につく教科書』 『国語力トレーニングブック』

余裕があれば 出口汪 『日本語トレーニング・プリント』

これらの組み合わせで指導していこうかと思ってます。
問題は、ちゃんとやってくれるか、にかかってますが。
生徒のモチベーションを上げる、それが最大の難関です。

頑張らねば。。。