記憶力について
暗記が苦手、得意などという言い方がありますが、
結局は国語力だという結論にいたった私。
(あくまで主観ですが)
世に数ある暗記法の基本は『関連付け』が最も多いようです。
例えば、50人の名前と出身地を速く覚えるような実験をすると、
暗記の達人と呼ばれる人は、頭の中で『ゴロ合わせをして画像でイメージ』をしています。『物語を作る』と言ってもいいかもしれません。
ほとんどがこのパターン。
そこで重要になってくるのは『想像力』になってくる訳ですが、
それは語彙の力、言葉の力で育まれるもの。
たくさん語彙を知っていれば、例えば『渡辺 克彦:京都出身』というデータに様々な関連付けをし、画像(映像)を想像して覚えることができます。
今では失われてしまいましたが、
小さい頃、興味のある図、グラフを画像のように捉えることができました。
その後、試験中に関連する問題が出た時、
頭の中で関連画像を検索(画像にタイトルがついている感じ)、
浮かび上がってきた画像から該当する言葉に焦点を当てて思い出す、そんな感覚がありました。
パソコンに例えると、ネットで画像検索→言葉で検索 といった流れでしょうか。
極端な例でいうと、いったん覚えたグラフ、後から白い紙を渡されも完全に再現して書けるような。(グラフ、グラフの数字、色、解説等)
残念ながら、今はもうできませんが、、、
鍛えれば何とかなるのかな?
きっと訓練次第で、ほとんどの人ができるようになるかもしれません。
授業で何ヶ月か前にやった単元、
生徒がテスト勉強をしている最中『こんな石碑は見たコト無い!』と言い張るので、
『ん?この石碑は何かに載っていたな。一緒に見たハズだぞ?』
『んー 覚えてない。』
『探すんだ、教科書、資料集、地図帳、参考書、どっかにあるハズだ』
教えてしまうのは簡単。
とにかく、時間がかかっても自分で探してもらいます。
『あ、こんなトコにあった!』
暗記は「集中力」という人がいるのですが、
結局、「集中」して何をどう覚えるか、が重要になってくるのだと思います。
何度も言いますが、国語力。
大切なことだと思います。