生かされている、ということ

20代のうちは感じませんでしたが、最近、とみに感じることがあります。

それは、人間は『生かされているのだ』ということ。

今まで、たくさん本を読んできました。

正直、『論理で説明できないものなど無い!』

ぐらいの勢いでしたが、

30歳を超えると徐々に心境の変化が。

『世の中、論理で説明できないことはたくさんある。なんて自分は傲慢だったのか』と。

そういう意味で、人生、一生勉強なんだと思います。

今の仕事においても、私が解らないこと、全く恥ずかしくありません。

『教える側』だからと言って『完璧な知識』は持ちようがないからです。

『教師は何でも知っていないといけない』

そう思っている教育関係者いませんか?

世の中の知識一般に対する冒涜だと思います。

思い上がるのもいいかげんにしなさいよ、と。

そんな『完璧』な人など存在しませんよ、と。

生徒と目線を一緒にして、解らないことを一緒に考えてみる。

決して答えが出なくても、その過程こそが重要なのではないか?

辞書や図鑑、各種参考書を徹底的に調べる。
(ただし、インターネットは禁止)

生徒の『なぜ?』の力を引き出し、『調べる力』をつけ、『好奇心』を最大限に開放してあげる。

そのことで大きな成長が生まれるのではないか?

生徒に聞かれすぐに答えてしまうのは簡単。

しかし、それで果たして本人の身になるのか、と。

再三、ブログでも書いてますが、私の授業は徹底して教えません。

ある意味、どうやって『教えないか』を日々考えているといってもいいかもしれません。

生徒自ら『やろう!』という意思、それがなければ、誰が何を言っても効果が期待できないものと考えます。

極論かもしれませんが、今後も『教えないこと』を最重要テーマにしていきたい、

そう思います。