再熱バブル、英知の進歩は
8/27 朝日新聞、『金融政策を読み解く』から抜粋
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日本銀行は23日、金融政策を維持することを決め、利上げを当面先送りした。米国の低所得者ローン(サブプライムローン)の焦げ付きという問題が、世界の金融証券問題を揺さぶっているからだ。
(中略)
「バブル崩壊 〜あるストラテジストの2年7ヶ月〜」(新風舎文庫)を今月出版した相馬尚文さんは「日銀は20年前の判断ミスを繰り返していると思う」と話す。
(中略)
サブプライム問題も世界的なカネ余りに端を発し、ローン債権を小口に分けて世界にばらまく証券化というグローバル時代の流行に、ファンドや金融機関、そして個人も巻き込まれていったことで、問題が深刻になり、不透明となってしまった。
(中略)
ガルブレイスは著書『バブルの物語』の中で、大衆的な陶酔的熱病を規制によって無くすのは事実上できるはずがないとし、唯一の矯正策は「高度な懐疑主義である」と書いた。懐疑主義は自分や他人を冷静に見つめられる英知から生まれるのだろう。いつになれば人類はそんな英知を手にするのだろうか。
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文中、最も気になるのは
唯一の矯正策は「高度な懐疑主義である」という部分。
これを推し進めると、いや、間違った方向に進めると、
ある種の「虚無主義」になりそうな感じがします。
全てのものに意味は無い、生きてる価値、いや、全ての価値が等しく無である、というような。
人間にとって『お金』とは?
それで人生が不幸になったり幸せになったりするのも事実。
100円もらって『たくさん駄菓子を買えるね!』と喜ぶ子供。
100円もらって『これじゃ缶ジュースも買えやしない』とグチを言う大人。
この二者を隔てるものは?
話が拡散しそうなので、このヘンで。
新内閣のニュースでも見ることにします。