中学受験

今日のNHKの番組、@ヒューマンの特集で中学受験が取り上げていました。
公立学校の学力が低下傾向にあると言われている中で、
ここ3年ほど連続して中学受験をする人数が増えているとのこと。

番組中、教育費がどのくらいかかるか、
ファイナンシャルプランナーの試算がありました。

夫の年収が600万円、妻が専業主婦
家族4人、家賃10万円
子供が2人

その子供が2人とも私立中学から大学卒業までした場合、
トータルで1300万円の赤字に。

経済力がないと子供は高い学力が獲得できないのか?

考えさせられるテーマです。

ゆとり教育が導入される前から、
都市部では公立学校の学力低下が指摘されていました。
そして、現在、東京都では4人に1人は中学受験をする、とのこと。
地方在住のさときちにとってはピンときませんが、
それほど公立は危機的状況にある、ということなのでしょう。

一方、厳しい考え方もあります。
どのような環境にあろうと、才能のある人は出てくる、とする考え方です。
学業しかり、スポーツしかり、芸術しかり。
本当の特出した才能があれば、多少、環境が悪くても頭角を現すだろうと。

しかしながら、極論ですが、食うや食わずの生活をしている人は、
勉強より、スポーツより、芸術より、今日と明日の食べ物をどうするか、
が心配になってくる訳で、、、

あくまで確率の問題なのでしょう。
良い環境であれば、伸びる可能性も高い、と。

そしてできれば我が子には良い環境を与えてあげたい、と親が思うのは自然の流れである、と。
だからこそ塾や家庭教師、教育関係の仕事が存在していける訳で。

個人的には小学生に月10万円以上かけるのはどうかと思うのですが、
これもまた親心なのでしょうか、、、

自分の仕事上、その目的や意義について考えるとき、
ちょっと複雑な思いがします。

今日はセンター試験や私立中高の受験が全国で行われました。

どうか受験生の皆さんが、自分の力を発揮されますように。