幼児期からの英語教育について

疑問を感じてしまうさときちです。

とにかく、小さいうちは、漢字、熟語を徹底して勉強し、

語彙を増やすことを第一に勉強すべきだと思います。

(私もいまだに勉強中ですが)

日本語力がついていなければ、

外国語を勉強しても、思うところを相手に伝えることはできません。

日本語を知ることが国際人への第一歩なのではないでしょうか。



2/11付の朝日新聞天声人語」に

あるチベットの日本人講師が、坊ちゃんをチベット語に翻訳しようとした話が載っていました。

彼は冒頭の「親譲りの無鉄砲で、、、」で早くも悩んでしまったようです。

この「無鉄砲」をどう訳すのか、と。

結局、

「父母の慎重さを欠く気質を受け継いだので」

と訳すことになったそうです。


翻訳の難しさの一例です。


考えてみると、日本の中高生が勉強する英語、

長文読解などで英文を日本語訳する際、

頭の中でこれと同じような翻訳作業をしているのではないでしょうか。

特に、直訳すると意味が混乱してしまうような文章の場合、

「この表現に該当する日本語は何か?」

を絶えず頭の中で考える訳です。

その時、語彙力がある人とそうでない人では

相当な差が出てくるものと思われます。


近所の英語教室に通っている

まだ幼稚園生にもなってない子供を見るたび、

「お兄さんがこれから紙芝居をやろう。あめ20円ね」

などどやってしまおうかと考えるさときちでした。




捕まるな、、、コレは、、、




いや、5円だったらへいきかな。



チベット語になった「坊っちゃん」 山と渓谷社 1680円

チベット語になった『坊っちゃん』―中国・青海省 草原に播かれた日本語の種