人はここまで残酷になれる。
以前、紹介したサイト、今回は地雷撤去に奮闘する日本人の話。
日本と日本人のなごむ話
http://ameblo.jp/kuromaryu/theme-10002289965.html
地雷、特に対人地雷は悪魔の兵器と呼ばれています。
その多くは、わざと足を1本だけ吹き飛ばす程度の火薬量しかありません。
即死状態でない兵士、片足状態の兵士を他の兵士が助けようとします。
1人助ける為、複数の兵士が関わった場合、その分、戦力が落ちます。
加えて、苦しむ同僚の姿を見せることで、他の兵士の戦意は喪失してしまいます。
地雷はそこまで計算して作られている訳です。
さらに悪魔的な話を。
ソ連軍のアフガニスタン進駐等で使用された地雷、これは凶悪極まりないものでした。
小型地雷の信管部分に子供の興味を引くぬいぐるみやおもちゃのようなものを取り付けて
ばら撒き、触れた子供の手足や生命を奪うような地雷が実践投入されたのです。
、、、書いていて思わず手が震えてしまいます、、、
これらの話を生徒相手にしたことがあるのですが、
中には泣き出す生徒もいました。
「そう、だから戦争はしてはいけないんだ。
人間は神のように優しくもなるし、悪魔ように残酷にもなれる。
悲しいことに、人が持つ能力は戦争の時に最大限発揮されるケースが多いんだ。
だけど考えて欲しい。その能力を平和の為に使えないか、と。」
世の中に戦争が無くなる日はこないかもしれません。
しかし、平和を願う人がいなければ、絶対に平和は訪れません。
歴史って何の為に勉強するの? と聞く生徒がいますが、
この話をして
「同じ過ちをしないように勉強するんだよ」
と答えるさときちでした。