甲子園決勝、広陵(広島) 対 佐賀北(佐賀)

仕事の休憩中や移動の車内にて観戦。

全くの広陵ペースだったにもかかわらず、

8回裏、押し出し後に満塁ホームラン。

高校野球は何があるかわからないな、と再認識しました。

大逆転の8回の裏、佐賀北の攻撃を思い出してみると、、、

先頭バッターが佐賀北のピッチャー

なんとなく当たったあたりが、ボテボテながらも三遊間を抜ける。

この時点で逆転の気配無し。

代打の左パッター。

顔つきがヒットを打ちそうな感じ。

見事ヒット。

このあたりから、何かが変わってきたような感じ。

しかし、点差は4点。

広陵とすれば、まだ焦る雰囲気ではありません。

その後、四球が絡んで満塁。

しかし、この四球の時、外角の非常にいいコースがストライクの判定にならず。

思わずキャッチャーがミットを叩き付けました。

審判への心証は悪いですが、私もストライクでもいいのでは? 

と思いました。

次のバッターは甲子園でホームラン2本打っているバッター。

こういう時に、こういうバッターに廻ってくる巡り合わせ。

外角のボールに手を出し、ファール。

これが内野に転がり、ゲッツーにならなかったところも『流れ』なのでしょうか。

結局、外角高め、カウントを取りにきた甘いボールをフルスイング。

打った瞬間それとわかる当たり。

満塁ホームランで大逆転。

佐賀北は筑波大、九州大に合格者を出す地方の進学校

当然、特待生も一人もいない、全員地元出身の子供達。

グラウンドも自由に使えない、そういう恵まれていない環境の中での優勝。

大健闘だと思います。

個人的には20年以上前から、私立と公立は分けて試合をすべきであると思うのですが、

こういう佐賀北のようなミラクルな学校が出てきてしまうと、いいのかな、と。

選手達、頑張ったと思います。

おめでとうございます。

そして、この経験を胸に更に大きな人間になっていただきたいと願っています。

かつて私の母校の先輩、甲子園準優勝ピッチャー。

彼のその後は、とても語れないものになってしまいました。

『ひと夏の夢』

その印象は鮮烈ですが、それにいつまでも溺れてしまうと、、、

せめて今日一日ぐらいは優勝の喜びに浸っても許されるのかな、と。

いや、地元に戻ったら大変か(笑)