学習能力、2歳児圧勝 〜人間 vs 類人猿〜

『人が学ぶ』ということはどういうことか?

日々、考えている私ですが、本日付けの朝日新聞に興味深い記事が掲載されていました。

その一部を抜粋します。

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人と類人猿の知能の差はどこに〜独マックスブランク研究所などがこれまでになく大規模で多様な知能テストを実施して、幼児と類人猿を比べた。ほとんど差の無い分野も多かったが、人のまねをして問題を解決するといった社会的な学習能力では、幼児が類人猿に圧倒した。米科学雑誌サイエンスに掲載された。

(注)二歳半の幼児105人、3〜21歳のチンパンジー106頭とオランウータン32頭を対象。

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やはり、類人猿と人間では比較にならない程の差がついた、と。

人間の子供のケースを考えてみると、、、

人が言葉を覚える時、お母さんやお父さんが、さかんに子供の目の前で『パパ』『ママ』と発音。

何度も何度も繰り返すことで、耳を鍛え、唇を動かすことを教え、声を出す筋肉を鍛える。

そして、子供の『何かを伝えたい』という本能、もしくは、それより若干高度な、エモーショナルな部分を刺激してやると自然に言葉を発するようになる、と。

言い尽くされて手垢がついた表現ですが、

『まなぶ』ことは『まねぶ』こと。

この一言に尽きると思います。

実際、生徒をみていて感じるのは、

『手を動かす生徒は成績がいい』

『手を動かさない(書くことを面倒くさいと感じる)生徒は学力が低い』

当たり前のこと。

言葉を読んで、頭の中で理解し、書いてみる。

その言葉を文章として、会話として発音して他者とコミュニケーションをとる。

これらの小さいうちからの繰り返し。

これが高い学力を生む源泉になっているのではないか?

再三、当ブログでも書いてますが、

学習の基本は『読み・書き・そろばん(計算力)』

間違いないと思います。